ミュージカル で人気の 星の王子様 の原作 あのときの王子くん とは

星の王子様って知っていますか?

ミュージカルになって人気作となった作品です。

 

どうしてそんなに人気だったのか?
実は、子供よりも大人が共感する内容だったから。

音楽座で、ミュージカルが上演された時
「初めて読んだ頃はよくわからなかったが、改めて読むと、いろいろと思うところがある」
と出演者すらも言いました。
大人だからこそわかる物語になっているとのこと。
原作は、どんなお話だったのか?
少しだけ、世界観を体験してみましょう。

出典:青空文庫より

あのときの王子くん
LE PETIT PRINCE
アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ Antoine de Saint-Exupery
大久保ゆう訳

 

全文を読んでみたい方は是非こちらからアクセスしてください。
日本語に翻訳された挿絵入りのものなので、
読み聞かせも、とっても楽にできます(^_-)
http://www.alz.jp/221b/aozora/le_petit_prince.html

王子くんの登場

冒頭はこんな始まりです。

(かわいい少年だったころの)レオン・ウェルトに

子供向けに書かれていますが、この本はある一人の
昔は子供だった大人に向けて描かれています。

 

ぼくが6つのとき、よんだ本にすばらしい絵があった。
『ぜんぶほんとのはなし』という名まえの、しぜんのままの森について書かれた本で、
そこに、ボアという大きなヘビがケモノをまるのみしようとするところがえがかれていたんだ。
だいたいこういう絵だった。

 

どんな絵だったのかなと調べてみると、とってもかわいい絵です(^_-)
※青空文庫様より転載させていただきました。

それまで、ぼくはずっとひとりぼっちだった。だれともうちとけられないまま、
6年まえ、ちょっとおかしくなって、サハラさばくに下りた。
ぼくのエンジンのなかで、なにかがこわれていた。
ぼくには、みてくれるひとも、おきゃくさんもいなかったから、
なおすのはむずかしいけど、ぜんぶひとりでなんとかやってみることにした。
それでぼくのいのちがきまってしまう。
のみ水は、たった7日ぶんしかなかった。

主人公は、星の王子様ではなく、ある一人の少年。
砂漠の真ん中で、王子様と出会います。

それはともかく、いきなりひとが出てきて、ぼくは目をまるくした。
なにせひとのすむところのはるかかなたにいたんだから。
でも、おとこの子はみちをさがしているようには見えなかった。
へとへとにも、はらぺこにも、のどがからからにも、びくびくしているようにも見えなかった。
ひとのすむところのはるかかなた、さばくのどまんなかで、
まい子になっている、そんなかんじはどこにもなかった。

やっとのことで、ぼくはその子にこえをかけた。
「えっと……ここでなにをしてるの?」

すると、その子はちゃんとつたえようと、ゆっくりとくりかえした。
「ごめんください……ヒツジの絵をかいて……」

ひとりぼっちだった少年の元に、突然として現れた
この子が、いわゆる”星の王子様”のようです。

その子がどこから来たのか、なかなかわからなかった。
まさに気ままな王子くん、たくさんものをきいてくるわりには、
こっちのことにはちっとも耳をかさない。
たまたま口からでたことばから、ちょっとずつ見えてきたんだ。
たとえば、ぼくのひこうきをはじめて目にしたとき
(ちなみにぼくのひこうきの絵はかかない、ややこしすぎるから)、
その子はこうきいてきた。

「このおきもの、なに?」
「これはおきものじゃない。とぶんだ。ひこうきだよ。ぼくのひこうき。」
ぼくはとぶ、これがいえて、かなりとくいげだった。すると、その子は大きなこえでいった。
「へえ! きみ、空からおっこちたんだ!」
「うん。」と、ぼくはばつがわるそうにいった。
「ぷっ! へんなの……!」

何にも世の中のことを知らない様子の王子くん、
その後、王子くんの住んでいる場所がわかってきます。

だいじなことがもうひとつわかった。
なんと、その子のすむ星は、いっけんのいえよりもちょっと大きいだけなんだ!

ちゃんとしたわけがあって、王子くんおすまいの星は、
しょうわくせいB612だと、ぼくはおもう。
前にも、1909年に、ぼうえんきょうをのぞいていた
トルコの星はかせが、その星を見つけている。

妙に星に詳しい語り手の少年くん。
君は、何者なんでしょう?笑

 ねえ、王子くん。こんなふうに、ちょっとずつわかってきたんだ。
きみがさみしく、ささやかに生きてきたって。
ずっときみには、おだやかな夕ぐれしか、いやされるものがなかった。
このことをはじめて知ったのは、4日めのあさ、そのとき、きみはぼくにいった。
「夕ぐれが大すきなんだ。夕ぐれを見にいこう……」
「でも、またなきゃ……」
「なにをまつの?」
「夕ぐれをまつんだよ。」
とてもびっくりしてから、きみはじぶんをわらったのかな。こういったよね。
「てっきりまだ、ぼくんちだとおもってた!」
なるほど。ごぞんじのとおり、
アメリカでまひるのときは、フランスでは夕ぐれ。
だからあっというまにフランスへいけたら、夕ぐれが見られるってことになる。
でもあいにく、フランスはめちゃくちゃとおい。
だけど、きみの星では、てくてくとイスをもってあるけば、それでいい。
そうやってきみは、いつでも見たいときに、くれゆくお日さまを見ていたんだ。

少年同士の会話なのに、夕暮れが好きだってお話。

ようやく、あるあさ、
ちょうどお日さまがのぼるころ、ぱっと花がひらいた。

あまりに気をくばりすぎたからか、その花はあくびをした。
「ふわあ。目がさめたばかりなの……ごめんなさいね……まだ、かみがくしゃくしゃ……」
そのとき、王子くんの口から、おもわずことばがついてでた。
「き、きれいだ!」

こんなやり取りから見えてくるのは、王子くんの素直な”心”です。

王子くんは少年と地球のいろいろなものを見聞きする

「こんにちは。」と王子くんがいうと、
「こんにちは。」とポイントがかりがいった。

「ここでなにしてるの?」と王子くんがいうと、
「おきゃくを1000にんずつわけてるんだ。」とポイントがかりがいった。
「きかんしゃにおきゃくがのってて、そいつをおまえは右だ、おまえは左だって、やってくんだよ。」
すると、きかんしゃが、
ぴかっ、びゅん、かみなりみたいに、ごろごろごろ。
ポイントがかりのいるたてものがゆれた。
「ずいぶんいそいでるね。」と王子くんはいった。「なにかさがしてるの?」
「それは、うごかしてるやつだって、わからんよ。」とポイントがかりはいった。
すると、こんどはぎゃくむきに、ぴかっ、びゅん、ごろごろごろ。

「もうもどってきたの?」と王子くんがきくと……
「おんなじのじゃないよ。」とポイントがかりがいった。

「いれかえだ。」
「じぶんのいるところが気にいらないの?」
「ひとは、じぶんのいるところが、ぜったい気にいらないんだ。」とポイントがかりがいった。

すると、またまた、ぴかっ、びゅん、ごろごろごろ。
「さっきのおきゃくをおいかけてるの?」と王子くんはきいた。
「だれもおっかけてなんかないよ。」とポイントがかりはいった。
「なかでねてるか、あくびをしてる。子どもたちだけが、まどガラスに鼻をおしつけてる。」

「子どもだけが、じぶんのさがしものがわかってるんだね。」と王子くんはいった。

「パッチワークのにんぎょうにじかんをなくして、それがだいじなものになって、
だからそれをとりあげたら、ないちゃうんだ……」
「うらやましいよ。」とポイントがかりはいった。

ポイントがかりとは、
きかんしゃのレールの方向を変えるもののことのようですね。

王子くんはいった。
「ひとって、はやいきかんしゃにむちゅうだけど、じぶんのさがしものはわかってない。
ということは、そわそわして、ぐるぐるまわってるだけ。」

さらにつづける。
「そんなことしなくていいのに……」

ぼくたちが行きあたった井戸は、
どうもサハラさばくの井戸っぽくはなかった。
さばくの井戸っていうのは、
さばくのなかで、かんたんな穴がぽこっとあいてるだけ。

ここにあるのは、どうも村の井戸っぽい。
でも、村なんてどこにもないし、ぼくは、ゆめかとおもった。
「おかしい。」と、ぼくは王子くんにいった。
「みんなそろってる。くるくる、おけ、ロープ……」
その子はわらって、ロープを手にとり、くるくるをまわした。
するときぃきぃと音がした。風にごぶさたしてる、かざみどりみたいな音だった。

まるで、何かを悟っているかのような王子くんの一言。

「ぼくもね、きょう、ぼくんちにかえるんだ……」
それから、さみしそうに、
「はるかにずっととおいところ……はるかにずっとむずかしいけど……」

何かの役割を終えて、また元いた場所へ帰ろうとしている王子くん

とっても素敵な声で、すごく聞き取りやすい!音声動画(^_-)


星の王子くんを、途中までですが、読み上げていただいた動画です。
聞いてみると、とってもとっても読み方が上手なので、ワクワクしてきます!
ぜひ、聞いてみてくださいね!!!

爬虫類わにこ(はちゅうるいわにこ)さんの朗読動画
掲載させていただきました!わにこさん、ありがとうございます!!(^ ^)

↓ 他の爬虫類わにこさんの朗読動画はこちらから!
https://www.youtube.com/channel/UCmS7HUZ5ZHyjNdt6Wt3t2ZA

まとめ

いかがでしたか?
物語の箇所箇所を少しずつ紹介してみましたが、
私は、全文を読んでいて、
いつの間にかその世界観に入り込んでしまうような
感覚になりました。

 

その後の少年との別れはどのようなものだったのか?
王子くんの存在の意味するところはどんなことなのか?

気になった方は、ぜひ本文にTryしてみてください。
子供に読み聞かせているうちに、
読んでいる大人が、何だか忘れていたものを思い出す。

そんな物語になっています。

あの時の王子くん
http://www.alz.jp/221b/aozora/le_petit_prince.html

 

P.S.

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ドリコレライブラリー館長大原康弘
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