話題を呼んだ「下町ロケット」
そのモデルと言われる植松電機=北海道赤平市=の植松努代表取締役に、
「もしも、あなたが財産を失ったら?」という質問をさせていただき
植松流の夢の叶え方を伺った。
目次
TEDの講演や下町ロケットで有名な植松努さん
植松さんのお考えを伺い、子どもに絵本を届けよう!という
ドリコレライブラリー(代表者:大原康弘)が、
現在も日々、宇宙開発に励む植松さん。
会社でロケットを丸ごと造れるようになった。
「諦めない姿勢をもつ植松社長に、
もしもあなたが、すべての財産を失ったらどうするか?」と
質問を送った。
どんなメッセージを送ったのか?
植松努さんへ、Facebookからメッセージを送っている。

質問文の全文
もしもあなたが、現在の全財産と地位を無くしてしまったとして
残っているのは、これまでの経験と知識だけ。
秘書もパートナーもいません。そんな時、植松努さんなら、
1日目から30日目までをどう使いますか?
植松努さんならではの「どうせ無理」と言わない回答

得意なことが、「よりよくの追求」と「売ってないものを作る」こと
という植松努さん。
この質問への回答でも、
その強みを余すことなく表現してくれた。
回答の全文
はい。人脈もバックボーンも無い状態で考えます。
まずは、自分の経験と知識を活かせそうな場所に行きますね。
そこで、お手伝いからさせていただきます。必死で仕事を覚え、そして、仕事を改善していくでしょう。
それが理解され喜ばれる職場かどうかを確かめます。もし、それがオッケーなら、
そこを足場に、自分のテリトリーを広げていきます。まあ、30日間なら、このくらいしか出来無いんじゃないかな。
30日間が過ぎた後のプランも教えてくれている。
そのあとは、 なんとかして、製造設備に関われるようにします。
あとは、僕のアイデアで新しい製品を作ります。
そうして、やがて自分の会社につなげるでしょう。僕の能力は、「よりよくの追求」と「売ってないものを作る」です。
これを活かすのは、自分で会社、という道になっちゃう気がします。同時に、主体的に思考できず、問題意識も感じず、
生み出せない人は、 こういう条件では、とてもつらいでしょうね。
さらに、その後どうやって生き残るのかも語っていただいた。
世の中の、困ったことや、悲しいことや、不便なことを改善する努力をします。
そして、ほかの人がやらない分野に挑みます。
なるべく、付加価値を高め、利益率を高め、生み出した時間で開発します。だから、大手とは契約しないし、スケールメリットという言葉から遠ざかります。
儲からないことで、儲ける仕組みを考えます。そして、生み出した時間とお金を、知恵と経験と人脈に投資します。
この繰り返しで、競争相手のいない仕事をしてきました。
大手とは契約しない。
スケールメリット、まさに大手のフランチャイズ企業が
常識にも従わない。
まさに人がやらないことを選び、社会問題に目を向ける。
そういう企業が生き延びると伝えてくれた。
まさに植松電機さんの在り方、そのものではないだろうか。
植松努さんの活動はFacebookページと公式ホームページで
植松努さんのFacebookページ
https://www.facebook.com/ZhiSongNu/?ref=ts&fref=ts
植松電機の公式ホームページ
http://uematsudenki.com/
このような質問への回答を真摯に
回答していただいた植松努さんに感謝するとともに
植松努さんの活動に、これからも注目したい。


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